Home » 事業内容 » 熊本地震応急復旧活動【第二弾】

熊本地震応急復旧活動【第二弾】事業内容

2016年05月24日 category : 事業内容 

平成28年4月に発生した熊本地震において、被災地での応急復旧活動の要請が全管連に引き続き、日本水道協会香川県支部からもありました。これに対し4月27日から5月3日までの1週間、香川県からの第1陣として本組合より岩井理事長以下5名【(株)野口水道2名・(有)玉浦工業所2名・(有)新上電機1名】が、高松市上下水道局職員2名、漏水調査員1名と共に出動しました。

この活動報告を(有)新上電機 新上博之 様にしていただきましたので掲載いたします。


熊本地震応急復旧活動 (2) 熊本地震応急復旧活動 (1) 熊本地震応急復旧活動 (3)
4月27日出陣式の様子。
何が必要なのか、どんな作業が待っているのか、現地に行ってみないと全く分からない状況ながらも考えうる限りの万全の態勢をとっての出発となり、熊本までの移動で一日を終え、宿に到着したのは夜11時すぎでした。
熊本地震応急復旧活動 (5) 熊本地震応急復旧活動 (7) 熊本地震応急復旧活動 (6)
2日目からは、段取り、修繕対応方法などすべてが手探り状態のなか現場にむかいました。またあわせて熊本市の水道配管の様子の確認、材料調達の確認、土場の確認などをおこないました。
熊本地震応急復旧活動 (8) 熊本地震応急復旧活動 (9) 熊本地震応急復旧活動 (10)
熊本市では引込管には鉄管を使用していることが多く、修繕方法としては分水栓を探して止水するか引込管途中に埋設してある捨てバルブを閉める、あるいは管を切断して吹かせっぱなしでの部分修繕を基本とします。
熊本地震応急復旧活動 (15) 熊本地震応急復旧活動 (16)

熊本地震応急復旧活動 (11) 熊本地震応急復旧活動 (12)

熊本地震応急復旧活動 (13) 熊本地震応急復旧活動 (14)
基本的にポリエチレンパイプを使用しての修繕でしたが、状況に応じて補修バンドや圧着ソケットなども用いました。
また、材料についてはその現場で必要な種類と数だけを、熊本市水道局内に用意してある資材庫からまず探し、無ければすぐ横にある熊本県管工事業組合連合会にいきました。それでも無ければ市内の管材屋を探しての調達となりました。この資材屋探しがなかなか大変でして、市内では連日各地で慢性的な渋滞が発生しており、何より土地勘がないので住所を一つ一つ見ていかないと分からないという状況でした。このため、現場からの往復時間がかなりかかり、結果として修繕作業が遅れてしまいました。これらは各地での今後起こりうる災害への対策として、一つの課題となるのではないでしょうか?
熊本地震応急復旧活動 (17)

熊本地震応急復旧活動 (18) 熊本地震応急復旧活動 (19)
いずれにしても、同じ釜の飯を食った我々即席チームは一週間足らずの内でベストメンバーとなり、当初懸念されました怪我も事故もなく淡々と漏水復旧工事を遂行し、後続の観音寺市上下水道工事業協同組合の皆様に無事バトンタッチできました。
熊本地震応急復旧活動 (4)
最後になりますが、熊本市管工事協同組合をはじめ、全国より集結した管工事業のみなさま本当にお疲れ様でした。熊本県としてはまだまだ水道復興も先の長い状況ですが、一日も早い復旧復興をお祈り致します。

Copyright(c) 2016 事業内容 All Rights Reserved.