熊本地震応急復旧活動【第二弾】事業内容
平成28年4月に発生した熊本地震において、被災地での応急復旧活動の要請が全管連に引き続き、日本水道協会香川県支部からもありました。これに対し4月27日から5月3日までの1週間、香川県からの第1陣として本組合より岩井理事長以下5名【(株)野口水道2名・(有)玉浦工業所2名・(有)新上電機1名】が、高松市上下水道局職員2名、漏水調査員1名と共に出動しました。
この活動報告を(有)新上電機 新上博之 様にしていただきましたので掲載いたします。

4月27日出陣式の様子。
何が必要なのか、どんな作業が待っているのか、現地に行ってみないと全く分からない状況ながらも考えうる限りの万全の態勢をとっての出発となり、熊本までの移動で一日を終え、宿に到着したのは夜11時すぎでした。

2日目からは、段取り、修繕対応方法などすべてが手探り状態のなか現場にむかいました。またあわせて熊本市の水道配管の様子の確認、材料調達の確認、土場の確認などをおこないました。

熊本市では引込管には鉄管を使用していることが多く、修繕方法としては分水栓を探して止水するか引込管途中に埋設してある捨てバルブを閉める、あるいは管を切断して吹かせっぱなしでの部分修繕を基本とします。


基本的にポリエチレンパイプを使用しての修繕でしたが、状況に応じて補修バンドや圧着ソケットなども用いました。
また、材料についてはその現場で必要な種類と数だけを、熊本市水道局内に用意してある資材庫からまず探し、無ければすぐ横にある熊本県管工事業組合連合会にいきました。それでも無ければ市内の管材屋を探しての調達となりました。この資材屋探しがなかなか大変でして、市内では連日各地で慢性的な渋滞が発生しており、何より土地勘がないので住所を一つ一つ見ていかないと分からないという状況でした。このため、現場からの往復時間がかなりかかり、結果として修繕作業が遅れてしまいました。これらは各地での今後起こりうる災害への対策として、一つの課題となるのではないでしょうか?


いずれにしても、同じ釜の飯を食った我々即席チームは一週間足らずの内でベストメンバーとなり、当初懸念されました怪我も事故もなく淡々と漏水復旧工事を遂行し、後続の観音寺市上下水道工事業協同組合の皆様に無事バトンタッチできました。

最後になりますが、熊本市管工事協同組合をはじめ、全国より集結した管工事業のみなさま本当にお疲れ様でした。熊本県としてはまだまだ水道復興も先の長い状況ですが、一日も早い復旧復興をお祈り致します。
事務局通信【熊本地震応急復旧活動報告その1】事業内容
平成28年4月14日16日に発生した熊本地震において、被災地での応急復旧活動の要請が全管連(全国管工事業協同組合連合会)からあり、本組合が所属する香川県管工事業協同組合連合会からは
中川相談役理事 (全管連副会長・香川県連会長)
株式会社 弘恵土建 秋山 様(三豊市上下水道工事業協同組合)
株式会社 山下建設 山下 様(三豊市上下水道工事業協同組合)
組合職員 毛利 (高松市上下水道工事業協同組合)
の4名が現地にて応急復旧活動をおこないました。
今回の事務局通信では、この応急復旧活動の報告を現場で活動をした毛利がおこないます。
4月21日(木)出発

熊本市内まで残り30㎞地点でまさかの通行止め。急遽迂回して予約している佐賀のホテルに向かうことに。
4月22日(金)応急復旧活動一日目

熊本県管工事業組合連合会に到着。前方に写るのが熊本市上下水道局で、高松市上下水道局の応急給水車も停まっていました。

最初の現場では、φ40の鋼管がネジ部分で折れていました。VB継手、SK(補修継手)使用による修繕。

次の現場までは歩いて行ける距離でした。道中の様子。

現場に着くと既に漏水箇所が掘り上がっていて、配管準備状態でした。

φ150の配管の抜けによる漏水、継輪を使用しての修繕。途中、横にある水路に亀裂が入っていて、その水による影響で配管施工前に掘削側面が崩れるアクシデントが発生。

少し移動をはさみ、着いた現場ではφ13の鉛管がサドルの根本で完全に切れていました。
ポリエチレン管SK(補修継手)使用による修繕。(写真撮り忘れ)

救援活動初日の最後は道路掘削した現場の仮舗装復旧をおこないました。
その2へ続く。
事務局通信【熊本地震応急復旧活動報告その2】事業内容
4月23日(土)応急復旧活動二日目
14日の地震で発生したφ250の漏水現場に出動。
こちらは一度掘りあがっていたのですが、第2の地震発生により作業中に地盤が崩れ、安全確保が困難となったため、落ち着くまで様子を見ていた現場でした。

安全を確保し、無事掘削完了です。φ250フランジ部分のパッキンがねじ切れているのが確認できました。

掘り上がった時点で次の現場が出たため、即移動に。溶接による修繕は24日の日曜日午前中からの予定となりました。

φ20の鋼管からの漏水。 修繕バンドを使用して修繕完了。
4月24日(日)応急復旧活動三日目

前日のφ250漏水現場に行く予定でしたが、予定変更して道路上漏水の現場に向かいました。

φ16のポリエチレン管が切断されている状況。ポリエチレン管使用による修繕。

埋め戻し終了後、次に向かったのはφ75配管抜けによる漏水現場でした。

掘削途中掘形側面が崩れてしまい、安全を確保するのに少し時間が必要になりました。

修繕はφ75の継輪を使用して完了です。
その3へ続く。
事務局通信【熊本地震応急復旧活動報告その3】事業内容

この日はφ25の鋼管の修繕をおこなった後、φ25のポリエチレン管の修繕にむかいました。
舗装復旧後、次の現場へ。

前日修繕したφ75の配管延長上消火栓BOXの中から水が溢れていました。

φ13サドル付分水栓折れによる漏水。サドルを取替えてポリエチレン管による修繕。
埋め戻し完了後、敷地内φ40の修繕へ。その現場が熊本での最後の現場になりました。

道具、材料の揃った緊急車両。 次の現場の調整中。休憩することなく次の現場へ。

向かって左から旭設備工業(株)永田社長、中川相談役理事、三豊市上下水道工事業(協)山下様、同 秋山様

お世話になった熊本市管工事協同組合の旭設備工業株式会社のみなさんと撮影。現場調整の関係で全員と撮影することができませんでしたが、一緒に仕事ができてよかったです。また、今回の応急復旧活動で関わりましたすべての皆さま、大変お世話になりました。ありがとうございます。
最後に、今回熊本でどれだけ力になれたかは解りませんが、自分ができることは精一杯してきたつもりです。まだまだ完全復旧には時間が必要になると思いますが、少しでも早い復旧を願っています。
高松市上下水道局第1回震災対策総合訓練事業内容
平成28年2月28日(日)鶴市町の河川敷にある香東川公園(鶴市運動公園)にて、第1回震災対策総合訓練【高松市上下水道局主催】が開催され、上下水道局と合同で応急復旧訓練(配水管の修繕)と応急給水訓練をおこないました。
本訓練は四国沖を震源とするマグニチュード8.7の地震が発生し、高松市内で最大深度6弱を観測。多数の市民から「水道から水がでない」「道路から水が噴き出している」などの通報が相次いで寄せられているとの想定で開始されました。

開会式の様子。関係者、地域住民合わせて約200人が参加しました。

展示ブースでは防災協定の相関図などを展示しました。訓練前にパチリッ。

訓練出動前の車両。 応急給水訓練に出動です。

口径300㎜配水管からの漏水を再現。 水道管路復旧班の到着です。

漏水修理金具の取付作業。亀裂や穴を塞ぎ、断水すること無く修理が可能です。

エンジンカッターを使用して管を切断しています。

応急給水栓を設置するための仮設配管作業。

応急給水作業支援中のWater’ん(うぉーたん)。

全ての訓練が事故無く終了し一安心です。パチリッ!
前日の準備から、片付けなど皆様お疲れ様でした。
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